JIL SANDERは、
ドイツ出身のデザイナーJil Sander(ジル・サンダー)が設立したファッションブランド。
1968年にドイツのハンブルグにてブティックを開設。
開業当初はSONIA RYKIEL(ソニア リキエル)等を中心に販売し、
小ロットでの自身のデザインした服を販売していた。
1973年にパリコレクションにデビューし、
1987年には活動の場所を変えミラノコレクションに参加する。
1998年にメゾンブランドで初となるスポーツブランドとのコラボレーションで、
PUMA(プーマ)とレザースニーカーを発表。
その後、PRADA(プラダ)グループのよるブランド買収や、
2005年から2012年の間には、
Raf Simons(ラフ・シモンズ)がクリエイティブディレクターに就き、
JIL SANDER自身も現在まで計3度の復帰・引退等もあり現在へと繋がる。
2014年現在は、クリエイティブ・ディレクターに、
Prada (プラダ)や Vionnet (ヴィオネ)でディレクションを行った
Rodolfo Paglialunga(ロドルフォ・パリアルンガ)が就き、
2015年春夏コレクションよりクリエイションを手掛けている。
そして、2017年、Supremerというストリートのアプローチとはまた違ったクリエイションで、
現在は、彼の妻でもあるLucieと共にJIL SANDER(ジル サンダー)のクリエイティブディレクターを兼任。
そのJIL SANDERも、スタイリッシュでモードなイメージを引き継ぎつつも、
Luke Meierのセンスが入り、また新しい風を取り入れたデザインを展開している。
と言ったブランドです。
本日は、そんなJIL SANDERより、
Cotton Easy Pants(コットン イージー パンツ) のご紹介です。
JIL SANDERは、高品質な素材とカッティング、
繊細な縫製やディティールで作られたシンプルなプロダクト。
そして、上質で更に機能性を両立したデザインが特徴的なブランド。
「Design Without Decoration」をコンセプトに、
引き算によって描かれたデザインは、
洗練されて繊細なディティールで仕上げられております。
コチラは、黒タグが付随し、
90年代〜00年代頃のアイテム。
“Made In ITALY”。
ウエストのバック部分に伸縮するゴムが入ったイージーパンツになります。
フロントはジッパーが下がってくるのを防ぐため、
ヴィンテージのアイテムやミリタリーモノによく使用される、
ピンロックジップフライを採用。
サイドポケットはボディと同色のJIL SANDERジップを使用し、
ジップの太さがミリタリーな雰囲気で更に雰囲気良いデザインになっております。
シルエットは全体的に太めでワイドなタイプで、
裾へかけて極々緩やかにテーパードするシルエット。
フロントには、ポケットからのライン上に膝下辺りまで伸びたステッチが、
穿いた時のシルエットをよりキレイに出してくれる計算されたディティールとなっております。
この絶妙なバランスが非常に良く、
シンプルに白シャツや、
夏場にはTシャツで合せてサラッと穿いて頂くのがCoolかなぁと思います。
レングスもすっきりとしたアンクル丈なので、
少し腰で落として、
ストリートな雰囲気で合せて頂いてもカッコ良いかなぁと。
チノの土臭さを生地やシルエット、ディティールで、
上品に、且つ、
ハイブランドのこう言うアプローチがすごくお洒落だなぁと思います。
ある程度どんなトップスを持って着て頂いてもOK。
この辺りのメゾンブランドでは当然ですが、
現在のファスト的な多量生産のプロダクトとは違う、
高い技術が求められるブランド。
“Made In ITALY”。
この辺りも嬉しい所です。
シンプルな中にもしっかりと拘りを感じられる、
JIL SANDERらしい
ミリタリー感漂うイージーパンツ 。
是非オススメです。