Maison Martin Margiela ⑭
Slim Denim
Martin Margiela(マルタン マルジェラ)は、
数々のコレクションでも世界的に有名なブランド。
Martin Margielaの特徴として、カレンダータグが付いている。
Martin Margielaは自身のブランドに付けるタグをあえて外しやすく、
四つ端を仮縫いとして止めており、何故この仕上げにしたのか。
それは、「服にはブランド力ではなく服自体の価値を感じて欲しい」
というデザイナーの意志があり、もはや取れた方が本望。
ブランドネームだけに惹かれて服を買うのではなく、
本当にデザインや質など服の本質的な部分に魅力を感じて買った方が、
よりその1着を大切にし、服を楽しめる。
そんなMartin Margielaのスタイルって、ただ単純にカッコ良いと思います。
現在は、ジョンガリアーノが、
クリエイティブ ディレクターとしてMaison Margiela(メゾン マルジェラ)
として展開しているが、
Martin Margielaがデザイナーとして活動していた時期のアイテムのファンが堪えないのも、
やはりきちんと作り上げ、
新しく斬新で記憶に残る発信をしてきたからだと思う。
本日は、そんなMaison Martin Margiela ⑭(メゾン マルタン マルジェラ 14)より
Slim Denim(スリム デニム)のご紹介。
こちらのデニムは、シンプルな“Slim”モデルで、
全体的にすっきりとしたシルエットな1本。
サイズ表記が”52″と大きめですが、
僕的には、あえてスリムデニムをウエスト大きめで、
ギュッと絞ってルーズに穿くスタイルがかなりカッコ良いなと思い、
PICK UPした1本。
綺麗なシルエットに、ブラウンインディゴのフェード具合がカッコ良く、
かなり雰囲気良い仕上がり。
錆びたようなブラウンの色目がめちゃくちゃCOOLです。
バックには特徴的なタグ縫い、
ポケットの内側はブラックのコットン生地を使用。
フロントは、Vintage EUROのワークパンツに見られる
ボタンとフックで留めるデザインになっており、
Vintage好きなデザイナーだからこそ取り入れたディティールが男心を擽られる。
モードにVintageのエッセンスを加える辺り、
Martin Margielaらしく、
そのバランス感覚は唯一無二で。
Martin MargielaらしさはCollection Brandでありながら
Vintage好きな方にも好まれる要因でもある。
そして、こちら、Made in ITALY製。
“ここのえ”タグが付随しており、
この時期のアイテムはMaison Margielaになる前のモノで
現行品ではない少し古いアイテムになります。
ミリタリーのアウターに、
スウェットフーディーで色々計算せずさらっと合わせたり、
シンプルなニットに合わせて、
CONSやVANSでシンプルに合わせる感じも◎。
日本ではなかなか展開の無い大きめのアイテム。
あえてルーズにと言うかSTREETなフレイバーでこの辺りのBRANDを穿きたいなぁと思う天邪鬼な、
フィーリングの合う方も多いかと。
めちゃくちゃCOOLなSTYLEかと思います。
シンプルでシルエットも良い。
ずっと愛用して頂ける
Martin MargielaのDenim。
是非この機会に。